ジニー奨学金について
少し長くなりますが、まずは私がタイに住むことになったきっかけからお話させていただきます。「長期で海外生活がしてみたいなー。」 そんなことを話していたら、ちょうどこれからタイに住むという友人に出会い、
「タイは日本と変わらない生活が日本の半分以下で出来るよ。来たらサポートしてあげるから大丈夫!」(実際のところ、働いていない私は、タイで働く友人と同様の食生活をしていてはお金が持たない!と気づき、約1週間ほどで自立生活をすることになったのですが・・・)
その言葉をきっかけに、 右も左も分からないまま、ちょうど5年前の1月27日に出発をして、1年近くをタイで過ごす事になりました。
訪れた当初はまったくタイ語を話すことが出来ず、タイ語と料理を習おう♪他にも何か出来たらいいな〜、くらいにしか思っていなかったのですが、偶然カービングに出会い、当初5ヶ月だった滞在期間を延長して、カービングの技術を習いました。
そして現在、タイで習得した技術と経験で、今の私がいるのだと日々感じています。
それはカービングを仕事にしているというだけでなく、タイと言う国を好きになれたこと、心温かいタイの人たちに出会えたこと。
「タイ」と言うと、色々マイナスな面も、もちろんあるとは思いますが、私にとっては本当に素敵な出会いでした。
旅行でバンコクに訪れる人たちは、予想以上の都会にビックリされると思います。けれどもタイは、カービングに見るような華やかな面もあれば、貧富の格差による大きな社会問題も抱えている国でもあります。
特に地方ではその問題は深刻で、多くの子供が教育を受けられない状況にある事も事実です。
教育を受けられなかった子供達は大人になっても、ただでさえ賃金が安いタイの労働環境で、更に厳しい仕事を選ばざるおえません。
そんな中、何か出きることがあれば・・・そう考えていたときに、大阪でカービング教室をされている栄田様(MOSカービングクラブ)の紹介でジニー奨学金事務局のことを知りました。
ジニー奨学金事務局はタイの東北部の子供達に、教育資金を援助しているボランティア団体です。
毎年スタッフの方々が旅費を自己負担して、直接支援をする本人に教育費を手渡ししているということをお聞きして、とても感銘を受け、私もその活動に参加させていただくことを決めました。
本当は、今年の初めに行ったタイ旅行の際に、時間が合えばその活動のお手伝いが出来ればと思っていたのですが、連絡がうまくいかず、実活動での参加は出来ませんでしたが、より多くの人にジニー奨学金事務局の活動内容を知ってもらえたらと思い、私もHPで紹介させていただくことにしました。
多くのことはできませんが、今後もThaicarving Maleeではジニー奨学金事務局の活動を支持していきます。
ご興味をもたれた方は、ジニー奨学金事務局のHPにて活動内容をご覧になってください。
その他私自身10年以上前からOISCA ( アジア太平洋地区を中心に農村開発や植林活動等に取り組む国際NGO。)の支援も行っています。
こちらは約10年前、フィリピンのアブラ州(マニラからバスで10時間北)と言うところに約1ヶ月間、植林のボランティアをしに行ったことをきっかけに支援を始めました。今でもその時のメンバーとは交流があり、貴重な経験をさせていただきました。
ご興味がありましたらOISCA のHPもご覧になってください。